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拭き取る。
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「おっさん…ッん、血…」
「ごめんね…玲於…」
血…でてるって…
…体…熱いの、なおんねぇ…
早くぬけろ…
まともに考えることもできねぇし…
おっさんに抱きしめられてるだけで変な声でる…
烏丸がおっさん家まで送ってくれて
烏丸と烏丸のとこの奴らは帰っていった。
おっさんとこの奴らは心配そうに俺を見ているのがわかる。
おっさんは俺を抱え
部屋に向かって歩いてる。
誰か…早くおっさんの治療をしてくれ…
おっさんが死んだらどうすんだよ…
ーーーーーーーーーーー
玲於の体が暖かい。
熱をもった感じになって
顔も赤いまま…
辛そうだ…
俺がこんなだから、また玲於に辛い思いをさせてしまった。
頭は軽く治療され包帯が巻かれた。
こんな傷、玲於の気持ちに比べれば…
ゴミクズみたいなものだ。
玲於になんて声をかけていいか…わからない…。
どうしたら楽になるかもわからない…
「おっさん…風呂…入りたい…」
「…まだ無理だよ……もう少ししたらはいろうね」
「きもち…悪いから…入りたい…」
………くそ。
「今入ったらきっと薬のまわりがよくなって悪化するから…。そうだ、体…拭いてあげるよ。」
「…う、ん…」
…ふざけんじゃねぇ……
「んッ…」
…………。
体を拭こうと少し触っただけで
ピクッと動く玲於。
悔しくて仕方ない。
早く拭いて服着せないと
風邪を引いてしまう。
「ッ…はぁっ…ん…ぁ…ッ」
「ごめんね、辛いね…」
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