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結論は?
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キスをしただけで顔がとろんとなってる。
可愛い。
無防備に畳の上に倒れている玲於がとてつもなく愛くるしい
「ん…」
唇を重ねる度甘い声をだして 顔はどんどん熱くなってる。
玲於は俺に人殺しはするなと言う。
付き合ってるやつが犯罪者だってことが嫌なのはわかる
そもそも極道が嫌だってことも。
いいと思う奴なんていない。
玲於の願いは聞き入れたい。
その気持ちはある…けど、いざとなるとどうなるかわからない。
「おっさん…」
聞き入れることの出来ない願いなんて…聞きたくない。
玲於の言葉を遮るようにキスをする
「…頼む…頼むから…」
…ん?
玲於の頬に伝うものを見て止まってしまう
泣かせたいわけじゃない。
願いを拒みたいわけでもない
約束できないから
自分が玲於を守りきれてないから
「おっさん…頼むから……」
傷つかないように俺が守れないから
結局玲於が傷ついて
悔しくて頭が真っ白になる
こんなに愛してるのに。
何が頭だ。
「…俺から離れていこうとしないでくれよ……」
「…え?」
「俺は…どんなに傷ついたっていい…苦しんだっていい…」
「…玲於?」
「でも…俺を…一人にしないで…」
「………」
「おっさんがいなくなったら…俺…もう生きていけねぇよ…。だから…頼むから…ずっと俺のそばにいてくれ…」
「…いつでも玲於のそばにいるよ?」
「死に急ぐな…なんか危ねぇとこ行くなら俺も連れていけ…一人で不安になって…待ってるだけなんて嫌だ…」
「それはだめだよ。危ない目にあわせたくない。」
「危ない目にあったっていいから…どんなことがあっても おっさんと一緒にいれるなら…。もしおっさんが死ぬなんてことがあったら、俺も一緒に死にたい…」
「死ぬなんてだめだよ。若いんだし、玲於にはまだまだ先の人生がある。」
何を言ってるんだこの子は。
「おっさんがいない人生なんかいらない。…俺さ、なんかおかしいんだよ…最初はなんだこいつって…思ってたけど…。もう…変わってて…おっさんがいないと生きていけなくて……心の底から好きになっちまってんだよ…」
「玲於…」
「だから…俺と約束してくれ…俺から離れようとしないで…。どこにも行くな…。俺に残りの人生を…生きさせてくれよ…」
…なんて答えればいい。
玲於がここまで…考えているとは思わなかった…
玲於の言う″好き″を甘くみていたのかもしれない。
なんだろう、この気持ち。
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