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世良 過去編
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「無鹿様...。人間にはわからないのです」
「世良さん...」
「これがハーフにとっては普通なのです。ただ貴方の力が凄くて私をここに呼び出せる事ができたのです。」
力...自分の力はどれくらいあるのかわからない。
自分はどれくらいなのだろう
自分は思ったことを言った
「僕の力ってどれくらい凄いの?」
「大きくなればこの強い私より遥かに強くなるのは確実です」
いわゆる世良より強くなるのか...
自分は特殊なのかな?
「ほ、ほら!この男の人!」
すると母親が声を上げて世良を指さす
「私は無鹿様の部下です!」
世良は思いを伝えようとした。
すると母親はキッチンにあった包丁を世良に向けていた
「私の大切な家族です!1人も取らないで!!」
母親は構えると世良の心臓に刺そうとした
だが
それは世良の心臓ではなく
無鹿の左肩であった
無鹿は友達を失いたくなかった。
世良は部下というより友達と思っていたからだ。
大切な友達を守り、代わりに自分の左肩を犠牲にした
母親はそれを気付き離す
だが遅かった。深々と刺さっており、血も大量に出ていた。
「ママ...世良をいじめ...ないで...」
途切れ途切れになる声なのだがしっかり話す。
だがこのくらいの人は普通大量出血しただけですぐ気を失う可能性もある。だが無鹿は違った。倒れて声を出して数分後に気を失ったからだ
「無鹿様...」
世良は嬉しかった。主人がそうやって人を助けてくれる。まるで自分が主人の友達みたいに思ってくれている。
その気持ちが伝わったのだ
そして病院へ行きなんとか大量出血で死亡にはならなかった。
そう。それも無鹿に隠された力のおかげで...
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