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佐野の手
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急遽多めに作った晩御飯を食べ終え、3人でテレビを見ながらぼんやりとしていた。
「なぁ綾都、俺が触れるのはダメなのに佐野はいいの?」
「え?」
「だってほら、今手当たってるだろ?」
気付いたら、たまたま佐野の手と俺の手が俺の膝の上で重なっていて、俺はテレビに夢中で全く気付いてなかった。
佐野も今気づいたのか、パッと手を放す。
「ぜんぜん気づかなかった、和也よく見てるね」
「綾都のすべすべ肌を味わうのはあと10年早い!」
ドヤ顔の和也。
「へぇ、10年でいいの?」
「「へ??」」
「10年経ったら触れてもいいってことだよね?」
まさかの返しに驚きを隠せない俺たち。
和也はテンパってるの丸出しのまま対抗しようと言葉を並べる。
が、なに言ってるのかわからないレベル。
佐野、恐るべし……
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