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気がつけば。
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仁さんがちょこちょこちょっかいをかけてくるのを無視して、買ってきてもらった本を読み込んでいたら一週間経っていた。
「ふぅ…」
買ってもらった本の内容は暗記できたと言えるくらい読み込めた。
母さんこんなに難しいことしてたんだなって、改めて尊敬。
プルルルルッ
仁さんのケータイが鳴る。
「はい。はい、はい…はい」
仁さんは電話を切るとこっちを見る。
「依頼主から。君を犯した画像が欲しいって」
「………は?」
「と、いうことで。許可が下りてしまったのでヤりますか」
「や、誰がやるか…っ!近寄んな!」
仁さんはニコッと笑って迫ってくる。
ベッドから降りて、窓の方まで逃げる。
「この一週間我慢したんだよ?少しくらいご褒美もらってもいいよね?」
「やっ、めろっ!!」
ぐっと手を掴まれた瞬間、渾身の力で振り払った。
「…っ、いた…」
ふり払ったら仁さんの手がその勢いのままガラスのテーブルにあたり、ガラステーブルは割れてしまった。
仁さんの手には血が流れている。
「血…っ」
その血を見た瞬間に、俺の意識はふっと飛んで行ってしまった。
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