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友達に。
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「あーやーちゃーんっ」
「うわ、なに和也っ」
どさっと背中にもたれかかってきた和也に振り向きながら顔を見る。
むすっとした声の通り、むすっとした顔をしてる。
「なにその顔」
「……別に」
むすっとした顔のままの和也。
こういうときは何もないわけがない。
「もー。言わないと分かんないって。何かあった?」
「…さっき綾小路と何話してたんだよ」
「え?別に普通の話…レクチャー室わからないから案内してあげてた」
「ふーん。それだけ?」
「うん、そうだよ?」
理由を話してもむすっとした顔は変わってない。
どうしたものか。
「なぁ、席は?」
「あ、えっと、席は適当でいいよ、好きなところ座って」
「わかった」
綾小路くんは端っこの方の席に座りに行った。
「ほら、和也も座ろう?」
和也の手を引っ張って、とりあえず綾小路くんと逆のほうの席に座った。
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