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怒られてます。
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「で」
で?
俺を散々抱きしめた後、ばっと引き離されて見つめられる。
「で。綾ちゃんはどーして綾小路にあんなに親切なのかな?」
「え?」
「俺さみしーんだけど」
「だって昴は分からないこと多くて」
「昴!?昴って言った?!!!呼び捨て?!!!」
「い、いたいって…!」
肩を掴まれぐらぐらと揺すられる。
「いつの間にそんな仲になってたんだよ」
「いつの間にって…別に仲良くしてもいいじゃん」
「やだ」
「やだって、なんでだよ」
「嫌なもんは嫌だ」
嫌なもんは嫌って、ガキじゃないんだから…
駄々をこねる和也だけど、どうしようもない。
「ほらもう、和也の好きなもの作ってやるから」
「綾ちゃん特製オムライスがいい」
「そのつもりだってば」
「ケチャップは」
「文字書いてやる」
「うん。待ってる」
使いたくはなかった奥の手を使って、とりあえずうるさい和也を黙らせた。
よし、とりあえずご飯食べさせたら落ち着いてくれるかな。
さっそく料理に取り掛かった。
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