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昴の態度
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「昴」
「千尋っ」
最近はなぜか、千尋がよく昴に会いに来るようになった。
転校してすぐの頃は真逆だったのに。
「千尋、クラスでなんかあったのかな?」
「いやー?別にそんな話聞いてないし。むしろ人気ありすぎて疲れたんじゃね?」
「あー、ありえる」
「綾ちゃんそんなにあの双子が好き?」
「なんか、ほっとけない…かんじがして」
「そんなこというのって結構珍しいよなー。いっつもどちらかというと、寄って来るもの拒まずだろ?」
「まあね。自分から近づいたことがなさすぎて近づくのに苦労したよ」
「綾ちゃんがしたいならそれでいいけど、たまには俺にも構って」
「はいはい」
和也をほっておくとどうなるかは前にレクチャー室で思い知らされたので、ちょこちょこ相手してる。
もうあんなことされたらたまんないから。
千尋と話す昴の顔は、俺と一緒にいるときよりも生き生きしてる。
全く同じ顔で全く同じ身長で。
なのに、昴の方が可愛く見えるのは、やっぱり性格の問題かな。
なんて考えつつ、双子の様子を遠くから見ていた。
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