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学生十四松がマフィおそと出会う話-おそ十
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僕は十四松。
松野家五男、松野十四松。
世にも珍しい、六つ子の五男。
僕の他に、同じ顔が後5人もいる。
もう僕は高校生になる。
顔も背も、服も、喋り方も、歩き方も同じだった僕らは、だんだんそれぞれの道を歩き始める。
みんな一緒にいる時間が少なくなった。
僕は、泣き虫だったから、寂しくて、また泣いた。
そんな時、僕を見つけて頭を撫でて、よしよしってしてくれるのは、松野家長男、松野おそ松だった。
どーした?十四松。お兄ちゃんに言ってみな。
って、優しく撫でてくれる。
僕は、頭の中でいっぱい考えて、考えて、うまく言葉が出せないから、中学ですこしいじめられた。
そんな時、そばにいてくれたのも、おそ松兄さん。
みんなが、それぞれの世界に飛び込むのを、すこし寂しそうに眺めていた兄さん。
兄さんのことを好きになるのは簡単だった。
気がついたら好きだった。
これは、やばい。
これは、ダメなやつ。
僕でもわかる。
もう僕は高校生になる。
今日まで隠し通してきた。
明日も、明後日も、誰にも、気づかれないように。
気づかれないようにするんだ。
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