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学生十四松がマフィおそと出会う話-おそ十④
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「と、言うわけで、俺彼女出来たから〜!お先に童貞卒業しちゃうからね〜ごめんねお前ら〜!」
夕食時、突然おそ松兄さんが席を立ち、こほんと咳払いをして、重大発表なんて言うから、何かと思った。
「はあー?こんな奴のどこがいいんだよ。信じらんない」
チョロ松兄さんが罵倒するも、彼女が出来て嬉しい兄さんには何も効かない。
「絶対兄さんより先に彼女できると思ってたのにー!くそー!」
悔しそうに、トド松が机に突っ伏すのを、笑いながら謝って、カラ松兄さんにおめでとうって言われたら、照れたように笑った。
一松兄さんは、何も言わなかったけど。
僕はと言えば、ついに来たかと言う感じ。
ずっと、この日を予行練習して、気持ちを落ち着かせる練習をしていた。
だから、大丈夫。
笑って、おめでとうって、言って、それで、本当に、終わり。
「だから、十四松。明日から一緒に帰れなくなるけど、ごめんな?あ、でも、何かあったらすぐ言えよ?」
「うん!ありが盗塁王!!大丈夫だよ!おめでとう兄さん!!」
そう、おそ松兄さんとは、中学の頃から、タイミングが合えば一緒に帰っていた。
いじめられて、服が汚れてたら河原で一緒に遊んで一緒に帰って、二人でボロボロなの一緒に怒られてくれた。
靴がなくなったときは、一緒に言い訳考えて、片方貸してくれた。
でももう、大丈夫。
…もう、大丈夫にならなくちゃ。
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