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チョロ松が漏らす話-カラチョロ4
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「チョロ松…?」
立ち尽くす僕を見てカラ松は心配そうに歩み寄ってきたが、足元を見て足を止めた。
僕は、足に滴る暖かい感触に、恥ずかしさで体の震えが止まらなかった。
それなのに、ずっと我慢していたせいで、尿は堰を切ったように溢れ出し、止まる気配がない。
「嘘…やだ、やだ…」
俺は羞恥のあまり、年甲斐もなく涙を浮かべながら足下を見て震えていた。
信じられない。漏らすなんて。こんな、もう成人した男が、子供みたいに、漏らすなんて。
半分パニックになっている僕を、カラ松は優しく抱きしめた。
「うっ…うう…」
その温もりにたまらず涙も零れ落ちた。
カラ松の胸に顔をうずめながら子供みたいに泣いた。
カラ松はそんな俺の背中を黙ったままさする。
少し落ち着いて、顔を上げると、カラ松は僕を見て優しく笑った。
「大丈夫か?」
こんな恥ずかしいところを見られて、たまらないのに、この笑顔にとても安心する。
子供みたいに泣いてしまった事も、漏らしてしまった事も、他のやつなら死にたいくらいの黒歴史なのに、不思議だ。
「…うん。……あの……みんなには、言わないで」
「ああ」
優しく頷くカラマツに安心しすると、湿ったパジャマが冷えて身震いした。
「早く着替えたほうがいいな。風邪を引いてしまう」
カラ松はそういうと僕のズボンに手をかけた。
「ちょ、ちょっと待って!それはいいよ!自分でできる!」
「そうか?」
僕はカラ松を止めると自分で脱いで脱衣所に持って行った。
廊下を拭かなきゃと雑巾を持って廊下に戻るともう既にカラ松が拭き終わったところだった。
…そんなことしなくていいのに。汚いのに。
申し訳なさでいっぱいになりながらお礼を言う。
「…ごめん。カラ松」
「ノープロブレムさ。さあ、もう眠ろう」
「うん。…いつもそう言う感じで喋ってくれたら疲れないのに」
「えっ」
たまにこういう一面があるから、やっぱりカラ松は次男だなと改めて思うときがある。
頼りになって、安心する。
最悪だったけど、居てくれたのがカラ松で良かった。
俺は、いつの間にか深い眠りについていた。
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