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理由
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「一目惚れに理由なんてないと思うんですけど…」
「作って! 納得できるように」
「すげぇムチャブリ」
瑠依が呟く声が聞こえてきたが、今は放置しておく。
「理由…4つ出てきます。納得するかはわからないけど」
「教えて」
「1つ目は、単純に顔が好み」
「俺のが?」
「あなた本人が言うほど由真達と差はないですよ。むしろ、会長さんのほうがかっこいいです」
「それは、どうも」
はじめて言われた。そんなこと。
「2つ目は、由真達に会長さんの話を聞いて、元々好感は持ってたんです。会ってみたいとも思ってたんですけど、なかなかうち来ないし、今日が初になって、予想以上だったので」
「なにが?」
「内緒です♪」
そう言って立てた人差し指を口元に寄せる。
こういうのをあざといっつーのかな。
「3つ目は、会長さんに、人間らしい表情が…ないから。そこに惹かれてしまった」
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