アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
理由は?(*)
-
「先輩ホントどうしたの!?」
「………」
「教えて?」
「俺、今日…結生くんが、男に告られてんのみた…」
…そのことかぁ。
「俺や王子ほどかっこよくなかったけど、イケメンだったし、榊家程じゃないけど金持ちの坊ちゃんだし、人気あるし、俺なんかよりそういう人を好きになっちゃうかもって、怖くなって…。もう、はやくヤって、体でつなぎとめるってか、もう別れるとか言い出したら俺のことこんな体にした癖にぃ!!って泣きわめいてやろうって思って……」
「先輩最初からエッチな体でしょ」
「そうじゃなくて!!」
「……怒りますよ」
「ひぅ…」
全く。最近自虐的なことあんま言わないと思ったら抱え込んでただけだったようだ。
「先輩、いいですか?」
「…んぅ」
「俺の顔、正直どう思います?」
「可愛い」
「俺のこと、最初はどういう子だと思った?」
「大人しそうとか、優しそうとか?」
「もし、俺がそのイメージのまんまで、先輩が普通の体で、俺のこと好きになったら俺のことどうしたいと思う?」
「抱きたい…のかな」
「でも、実際の俺はどんな人間?」
「超サディスト」
「じゃあ分かったでしょ」
「わかんなぃ」
泣きそう…。俺が淡々としてるからガチで怒ってると思っているのだろう。
どうせ、嫌われたらどうしようとか考えて頭がいっぱいいっぱいなんだろう。
うーん。たまらん。
「つまりね、あの人は俺を抱きたいとか思ってるタイプの人だったの。俺がパッと見可愛いから、組み倒して、滅茶苦茶にしたかったんだろうね。でもさ、俺…サドだし、そんなこと思う人と絶対いたくない。……俺に告白する様な輩ってそんなんばっかだし、心配しないで」
「でも、結生が俺に愛想を尽かす可能性は、あるでしょ?」
「ないよ」
「なんで…言い切れるの?」
「こんなかわいい人手放すなんてもったいない。こんなMな人を手放すなんてもったいない。こんなに俺のこと必要としてくれる人を手放すなんてもったいない」
「……」
「それにさ、前も言ったけど、俺…写真だけで4年思ってきたんだよ? そんな奴が愛想を尽かすわけないでしょ?」
「……分かった」
よしよし。これで今日は諦めてくれたら…
「でも! 俺…すごいムラムラしてるから手伝って?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
66 / 284