アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
煽る
-
「あれ。舌入れたらイっちゃった?」
結生くんは俺がイってしまったのを見て、口を尻から離した。
結生くんが、俺を抑える手を離したのを契機に結生くんの上から退いて座りなおす。
射精の余韻で、頭がぼんやりする。
「あーあ、汚れちゃった」
結生くんが、精液に塗れた手を見せてくる。
射精の際に服が汚れないように押さえたのかもしれない。
「ごめんなさい……」
「いいよ。別に」
そう言いながら、結生くんはその手で俺の顔を撫で回した。
「えっろ」
結生くんは、自分の鞄を引き寄せると、スマホを汚れていない手で探し当て、俺の汚れた顔を撮影した。
「ふふ…先輩のエロい顔の写真ゲット」
あ…先輩に戻ってる。
…さっきは遥人って言ってくれたのに。
「それ、どぅすんの?」
「うーん。ロック画面にでもしようか?」
「……」
「……なーに興奮してんの。嘘に決まってるだろ」
「別にいいのにぃ…」
「…流石にまずいでしょ。パソコンにデータ移して、ここからは消すよ。誰かに見られても癪だし」
「うん」
「オカズにするね♡」
「だめ!」
「なんで?」
「本物より、写真がいいの?」
「………」
返事をせずに俯いてしまった。
呆れちゃったかな? 自分の写真に妬くとか…
「結生、くん?」
「……っ」
不安になって顔をのぞき込むと顔を逸らされた。
「ゆう……」
「……」
「ねぇ!!」
「あーーー、もう! そんな煽るな!」
ーーードサっ
気づくと、結生くんの顔が上にあった。
その瞳は熱く燃えていて、吸い込まれそうになった。
食べられる…そう思った。
のに、
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
72 / 284