アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
朝ごはんは大事です(*)
-
*****
今日の朝食はフレンチトーストに、牛乳です。
「先輩って何処で料理覚えたんですか?」
「独学〜」
「マジすか」
「マジ。一人暮らししたら普通にできるようなったよ」
「俺は一生出来なさそうです」
「いいよ。出来ないままで。俺が一生作ってあげる」
「今の言葉忘れないでよ?」
「え?」
「一生、そばで、作り続けてくださいね」
先輩は、本当に驚いたような顔をした後、ふにゃっと笑った。
…最近は笑うことが多くなったなぁ。
相変わらず、作られたものではあるんだけど。
「結生くん…」
「何ですか」
「一生、離さないでね……」
「こっちのセリフです」
「俺は、離さないよ…結生くんに、ベタ惚れだもん」
上目遣いにキュンときた。
ヤバイな、下半身に来るぞ。
「ん〜、早く抱きたい!」
「…じゃ、早く食べて?」
「はい!」
*****
さてさて、朝食も食べ終わりまして、寝室に来ております。
現在、二人してベッドの上に正座している状態でありますが、1つ問題が浮上しております。
ほんの数分前の先輩の言葉はこうだ。
「あのね、俺…キスしたら、ヘロヘロになっちゃってまともじゃいられないじゃん? だからね、初めてだし……その…せめて結生くんが一回イくまで、キスしないで、欲しいんだけど…」
まあ、そこまではいいのだ。納得はできる。
「だからね…口を、縛って欲しいんだ」
「なんで!?」
この、変態が!!
なんてキラキラした目なんだ!!
「そういうのは、おいおいするので! 今はしませんから! キスぐらい我慢して見せますから! 落ち着いて!!」
「ぶー(・ε・`*)」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
78 / 284