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キスマーク(*)
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「先輩!」
「あれ、結生くん。あさぶり〜」
「あさぶりです」
「どうした?」
「いや、ちょっと会いたくなって」
昼休み、先輩を探していると購買でパンを買っている先輩を見つけた。(今日の朝は弁当を作ってる余裕がなかった)
「そっか。俺も会いたかったよ」
「ありがとうございます」
「今日の集会は眠くなかった!」
「それね。やっぱオッサンとイケメン生徒会長は全然違う!」
「会長カッコイイよね〜。あの雰囲気がたまらない」
「うん。なんか色っぽいし」
「そういえば今日なんかすごい色気だったよね」
「わかる〜、あとさ、見ちゃったんだけど会長の首のところに結構キスマーク、みたいなのがあって」
「まじで!?恋人いるのかなぁ」
「よっぽど可愛くないと許せない」
近くで話す声が聞こえた。
先輩は真っ赤になって首元を押さえる。
あー、結構つけたもんな
「どうしよ」
「見せつけましょうよ」
「え?」
「おーい。ミサちゃん」
「あれ、榊くんと、会長!?」
「うん。さっき話聞こえちゃってさ」
「え、ホント!? ごめんなさい!好き勝手言って」
「あ、いや…大丈夫」
「そこでね、いいこと教えてあげる」
「なに?」
「このキスマークね、俺がつけたヤツなの」
目を見開く先輩の襟を掴むと、引き寄せ、口付けた。
色んな人が、見ているのが分かった。
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