アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
テスト終了と、異変
-
*****
「終わったーーー!」
「おつかれ」
「悠也はどうだった?」
「今回は、遥人に負けるかも」
「じゃあ、2、3位かな」
「由真が1位なのは…確定なのね」
「由真が1以外の数字をとるイメージがうかばんわ」
「結生は、どうだろ」
「うーん。連絡とってないしな…」
「徹底してるね」
「うん。つらい」
突如、後ろのドアが勢いよく開いた音がした。
驚いて振り返ると唇に、熱が触れた。
「んっ!?」
まだ、人もかなりいた教室がざわめく。
たまらなく恥ずかしくなって、突き放そうとするが、熱の主……結生くんは離れるどころか頭を抱えてくる。
「遥人…由真、呼んでくるからたえてて」
悠也がそう言うと走り去った。
由真のクラスは、真下にある。
多分、普段なら悠也はそんな野暮なことしない。
ニヤニヤしながら(ほとんど表情は変わってないのだが)見てくるだろう。
でも、今は教室だし、それに…結生くんは公共のものを乱暴に扱うようなことはない。
それに…明らかに、様子がおかしい。
色々ズレまくってる悠也が焦るほどには。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
141 / 284