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笑み
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「も、なんでもいいから、はやくぅ…」
何も考えられない。
頭がぼんやりする。
ただ、思うのは
目の前にいるはずの人が欲しいということ。
視界が遮られていても、怖くない。
むしろ、結生くんの匂いがこゆくなっていい。
結生くんが俺に触れる様がわかっていい。
「この状況で挿入して、大丈夫なの?あんた…」
見えていないはずなのに結生くんが今どんな表情をしているかわかった。
思わず声の方に手を伸ばして、その頬と思しきところに触れる。
「……っ? どうした?」
驚いたように息をのんだあと、優しく囁く。
「今、すごくすきな、かお…してた」
「見えないだろ」
「みえなくても、みえた」
「そう…かわいいね……もう…じゃあ、四つん這いになって……かわいがってあげるから」
結生くんは、綺麗に笑っている。
無邪気に残酷な、綺麗な…笑みを浮かべてる。
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