アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ただ、ただ(*)
-
だめだ…
先輩には心配するなとか、言っておきながら自分の方が心配になってしまってる。
しっかりしないと。
共倒れだけはだめだ。
「んっ……ね、結生…これ、とっていい?」
「いいよ…本当は、もっと乱れさせたかったけど…俺が興をそいでしまったし」
「結生のせいじゃない」
そういった先輩の柔らかい唇が触れる。
それと同時に、結び目を解いたらしく、中がしまる。
目の前の顔も快楽に染まっており、時々声を漏らす。
俺はただ、ただ、頭を抱え込むようにして激しく口づけていた。
この人は、たくさんのものを抱えてる。
少しでも、分けてもらえるようになりたい。
頼ってもらえるようになりたい。
でも、俺がこの人より子供なのも事実で、
せめて、辛いときによりかかれるようには、
この人の求めるものを与えられるようには、
なろうと思った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
176 / 284