アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
気まずい 冬馬side
-
俺が柚李を連れ、ハルさん達の所へ来て数十分。
俺は、簡単にこの店の説明も済んで、俺と紅那の間には気まずい空気になっていた。
予想はしてたけど、これは一応スタッフとして確実に駄目なやつだ…
「えーと、、、この店の説明はこんな感じです、誰か気になる人とか居ました?」
「…いや、べつに。」
「、、、じゃあ何か他にこの店のことで聞きたいこととかは…?」
「いや…」
さっきからずっとこんな感じ。
俺が説明してる間も紅那はずっとスマホばかり見てて一度も俺の方を向くことはなかった。
相槌も「ああ、」とか「いや…」とかそのぐらいだし…
はぁ…
偶然とはいえど、元恋人の接客をすることになるなんて、気まず過ぎる…。
マジでどうしたらいいんだ…
次何話そう…
俺は、頑張って話題を探そうと考えていると、また店の扉が開いた音がした。
そして、少しすると蒼弥さんが俺のところに来て小声で「ちょっと」と言ってきた。
どうやら俺の常連さんのユキくんが来たらしい。
「ユキくんがお前指名してるんだけど、ここの接客俺と代われるか?」
ユキくん…
ナイスタイミング!!
俺は心の中でガッツポーズをして、蒼弥さんに頷いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 173