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菊初め(睡姦、小スカ注意)
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元旦は組の皆とわいわいと過ごし、夜も更け日付が変わる頃マンションへ帰宅した。
珍しくほろ酔いの啓一は機嫌良く雪に腕を絡め煙草に火を点けた。
『今日ぐらい付き合えや。』
『はいはい。
雪、親父に注いでやって。』
「はい。」
楽しく酌み交わした酒はするすると喉元を通り過ぎ飲み下された。
用意された酒を次々と飲み干し終ぞ組長が潰れたのを見計らい正月の宴会は幕を閉じた。
あれだけ飲まされていた啓一はほんのりと頬を赤らめ、とろりとした瞳で終始楽しげに笑っていた。
帰宅し風呂を沸かす間、雪はソファに深く腰掛ける啓一にぺたりと身を預け漂う酒と煙草の匂いに包まれていた。
するり、脇腹をなぞる手のひらは不埒に踊る。
僅かに走るぞくりとしたものを堪え、雪が口を開いた。
「まだ、だめですよ。」
『ん?ああ、まだ元旦かぁ。
もう俺結構眠たい。』
「随分飲まれてましたからね。
お風呂入って今日は休みましょう?」
にこりと啓一に言葉を投げる雪は静かに立ち上がり啓一の腕を引き上げた。
促されるまま浴室へと連れ行かれた啓一は雪が帯を解く間もどこかぼんやりとしていた。
『雪も、入るでしょう?』
「はい、一緒に入りましょうね。」
きゅう、と袖を掴み甘えた声を出す啓一に雪の笑みは絶えない。
くすくすと子どもをあやすかのように穏やかに笑んでいた。
普段であれば真っ先に雪に腕を伸ばし悪戯を含みつつ身を清めてくれる啓一だが今日はそんな元気もないようだ。
雪にされるがまま、泡を流され一足先に湯船に浸かっていた。
「もう少し起きてて下さいね。」
『うん…、ゆきぃ……。』
うつらうつらと夢に落ちてしまいそうな啓一が雪を呼ぶ。
湯船に浸かろうと縁に掛けた手に手が重ねられる。
『キスもだめぇ?』
「可愛く言ってもだめですよ。
ベッドで沢山してあげますから、ね?」
むう、と分かり易くむくれた啓一の頬を優しく撫で、脚の間に身体を落とした。
指を絡めこくりこくり船を漕ぐ啓一が眠りに落ちないよう手早く湯船から上がり丁寧に拭き上げてやる。
ベッドに腰掛ける頃には殆ど開いていない瞳がとろりと滲んでいた。
「お待たせしました。
ふふ、もう寝ちゃいそうですね。」
『ん…ゆき……。』
横たえられるままに身を沈める啓一にそっと口付ける。
ちゅ、ちゅ、とゆっくりとしたリズムで繰り返していると程無くして寝息が立てられた。
「おやすみなさい。」
啓一を抱き抱えるようにして雪も夢の中へ沈んでいった。
ふと開いた瞳はまだ夜明けは遠い空が映された。
ああ、深酒けしたから目が覚めてしまった。
一人ごちた啓一は絡み付く雪のぬくもりに深く息を吐いた。
おぼろげながら風呂に入れられた記憶は在った。
甲斐甲斐しく世話を焼く雪がやけに嬉しそうにしていたのが不思議だった。
今ですら胸に啓一の頭を抱え穏やかに呼吸を繰り返していた。
むず痒いそれに啓一の頬は緩んでいた。
気を反らすかのように雪の身体を弄った。
普段より幾分かぬるい肌にするすると手のひらを這わす。
くすぐったいのか身を軽く捩る雪が起きる気配はなかった。
「ん…。」
悪戯心が擽られる。
仰向けに転がした雪に覆い被さり静かに襦袢の帯を解いた。
肌蹴た胸元は一定のリズムで上下している。
頬に添えた手のひらに自然と擦り寄る雪に笑みが深まる。
無防備な姿に無性に欲情した。
ふっくらとした唇に舌を這わす。
丁寧になぞったそれはてらてらと艶めいていた。
ぱくりと唇を食み、反応のない口付けを楽しんだ。
身体を徐々に下げ首筋に舌を伸ばすとぴくりと雪の身体が震えた。
『ふふ、気持ちいいのかな?』
宙を漂う独り言に返事はない。
鎖骨の窪みをぺちゃぺちゃと音を立て舐め上げた。
「んんー…。」
僅かに寄った眉間の皺に多少なりとも感覚がある事を確信した。
引き上がる口の端をそのままに雪の胸に顔を沈めた。
ふにふにと柔らかな乳輪ごと口に収めねっとりと嬲る。
その途端雪の全身が跳ねた。
「んっ、、は、、、」
そろそろ起きるかな、なんて考えながらも唇は離されずちゅぱちゅぱと雪の乳首を味わった。
刺激に反応した乳首は粒立ちころころと舌に掛かる。
くにくにと歯で挟み先端を舌で嬲ってやると啓一の脚の間で雪の腰がかくかくと振られた。
『あー…やばいな、これ…。』
瞳は閉じられたまま眉を寄せ薄らと頬を赤める雪に舌なめずりを溢す啓一の瞳は既に色に染まっていた。
つんと尖る乳首をきゅうと強めに摘まむと甘い声が寝室に響いた。
「は、あぁっ、、」
反らされる背中は意識ある時と変わらず淫靡に啓一を誘う。
雪自身も反応を見せしっかりと上を向いていた。
緩く指を絡めると腰がくねり自然と脚が開かれた。
いやらしく熟す雪の身体に啓一の理性はとっくに掻き消されていた。
『ねぇ、まだ起きないの?』
投げた言葉には未だ返事がない。
気にも留めず小振りな尻を揉み込んだ。
無防備に開かれた身体はあどけなく色を垂れ流す。
ここまで来たなら最後まで起こさずに出来るだろうか。
くすくすと声を立てローションのボトルに手を伸ばした。
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