アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
0721の日
-
啓一さんが家を空けて二日。
明日の昼には帰って来るというのに、この手は我慢など出来なかった。
それも先程まで電話で話していた啓一さんが悪い。
ほんの僅かむっとした表情を浮かべた雪が寝室で広いベッドの中、自らを弄っていた。
「は、ぁんっ、ん、っ」
くにくにとまだ柔らかい乳首を手のひらで揉み込む。
ぞわ、とした快感はそれでも啓一の熱に比べると些細なものだった。
『早く雪に会いたい。
帰ったら雪が気絶するまでエッチしようね。』
上機嫌に、恐らく酒も入っているのだろう。
くすくすと笑い声を立てながら啓一は雪を求めた。
会合と雪の定期試験が被ってしまい同行出来ないと知った啓一は出掛ける前日、それこそ雪の穴が戻らなくなる程に堪能したというのに。
思い出すのは滴る汗、荒い息、鋭い視線。
どれも雪の中の性感を擽るものばかりで。
きゅん、奥が疼いた。
「け、いちさん、、っは、ああっ」
芯を持った乳首を両の手で摘まみ上げると抑えきれない声が寝室に響いた。
ぷるぷると天を向く雪自身にそっと指を絡めても薄く膜を張った様な快感だけがじわじわと襲ってくる。
どう触っても、啓一の動きを真似ても、あの熱に侵されるような快感は雪では作る事が出来なかった。
目尻を涙が伝う。
「は、ぁ、、、」
ひくひくと啓一を求める後孔に突き立てた指は寂しさを紛らわせる為か酷く荒々しい動きだった。
だめだ、さっさと処理して寝てしまおう。
「ん、くぅ、っ、、」
前立腺をごりごりと押し上げ潤滑剤でぬめる指をずぼずぼと抜き差しする。
空いた手のひらで亀頭を包みくちくちと刺激してやっても腰が跳ねただけで、後孔が締め付けを増しただけで一向に射精する気配は無かった。
「ぇ、、?」
イきたい、イけない。
気付けば雪の瞳からはぼろぼろと雫が零れ落ちていた。
「けいいちさん……。」
達する事の出来ない熱を余した身体を抱え雪は意識を手放した。
翌日赤く腫れた目元で啓一を求め散々強請った挙句、宣言された通り気絶するまでイかされ続けたのはまた別のお話。
fin.
2016.07.21 おなにぃの日
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 8