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放課後と再会 07歩
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楢崎さんの家に到着した。
楢崎さんは寝室に泣いている僕を入れ、タオルを僕に渡して「寝ろ」と一言言って寝室を出て行った。
「ふ…っ、ぐすっ…うぅ」
僕はとにかく泣いた。途中から何故泣いているのかも分からないと思いながらも涙が止まってくれないから泣き続けた。
どのくらい泣いていたのかは分からないけど、ようやく涙が止まってくれた。
「はぁ…」
頭がぼーっとする。泣き過ぎた。
「やっと泣き止んだか」
「わっ」
突然寝室のドアを開けられ、びっくりしながらも目を向けると、マグカップを二つ持って楢崎さんが立っていた。
楢崎さんはシャワーを浴びたあとらしく、髪が濡れていて、ラフな部屋着だった。
「ほら飲め」
「ありがとうございます」
渡されたマグカップを受け取ると、温かいココアが入っていた。
何故かベッドに二人で並んで座っているから、なんか恥ずかしい。
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