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放課後と再会 13歩
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そうして僕達は寝る準備をし始めた。
「僕、床で寝ますね」
さすがにベッドで一緒には寝れないだろう。
サイズ的にダブルベッドと思うから、二人で寝ても大丈夫だと思うけど、男同士だし、汚いと言われる僕だし、それはないだろう。
そう思って僕はベッドから降りると、楢崎さんは僕の腕を掴んだ。
「馬鹿か。寒いからベッドで寝ろ」
「汚い僕なんかが…」
そんな僕の言葉なんか無視して、楢崎さんは僕に布団をかける。
「汚くないから大丈夫だ。お前はベッドで寝ろ」
「楢崎さんはどうするんですか…」
「俺はソファで寝るから気にするな」
「じゃあ僕がソファで寝ます」
家主なんだから楢崎さんがベッドに寝るべきだ。
そう思って僕は布団を剥いでベッドを降りた。
楢崎さんはキリがないと思って諦めたのか、僕を止めず「そうか」と一言呟き、僕に毛布を渡した。
でも強引にここに連れてきた楢崎さんがそれだけで諦めるはずはなかった。
翌朝僕は何故か楢崎さんのベッドで寝ていて、楢崎さんはソファで寝ていた。
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