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本当はしたいこと 02歩
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そんなある日のこと。楢崎さんにご飯に誘われた。
その日は講義は四限で終わってバイトもなく、断る理由がないから誘いに応じた。
待ち合わせは楢崎さんの職場の近くの駅に19時。僕の家から少し遠いけど、高校生の時からよく駅近くのカフェに来ているから、行き慣れている。
楢崎さんの職場の近くに美味しい居酒屋があるらしい。
食べることが好きだから楽しみ。だけど、年上の人と二人っきりでご飯に行くのは緊張する。
講義が終わり、お昼ご飯を食べるために一度家に帰った。
楢崎さんとの待ち合わせの二時間前くらいに駅につくように出発した。
そして、よく行くカフェでいつものようにココアを頼み、小説を読んで、そわそわする気持ちを落ち着けていた。
ここのカフェは駅に近いけど、目立たないところにあるから、だいたい顔なじみばかりだと思う。
まあ、話したことはないけど、この人いつもいるなってくらいなんだけど。
小説を読んでいるといつの間にかもう待ち合わせの10分前だった。
僕は片付けをして、店を出た。
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