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たったの一口 04歩
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楢崎さんが僕のヨーグルトも買ってくれた。
帰りは、二人で荷物を分けて歩いて帰ることにした。
「楢崎さんの誕生日と血液型は何ですか?」
楢崎さんのことを知らないから、こういう時間を使って少しずつ知っていきたい。
「七夕のA型だよ。柚月は?」
「子供の日のB型です。じゃあ、好きな料理と好きな色は?」
「とんこつラーメンが好きだな。好きな色は黒だな。柚月は?」
「好きな食べ物は甘いもの全般で、特にパンケーキが好きです。好きな色は、エメラルドグリーンです」
そんな感じで帰り道は質問大会だったから、あっという間の三十分間だった。
長いようで短い時間だったけど、今までよりは色々知ることができた。
「ふぅ…お邪魔します」
「ただいま」
手を洗ってから、買ったもので要冷蔵の物を冷蔵庫に入れておいた。
そんな僕を見て、楢崎さんは「いい嫁になるな」と呟いていた。
嫁か。まあ、エッチするなら、どう考えても僕がネコだしな。
「いい旦那さんになってくださいね」
「ふっ。言うねえ」
…幸せだな。
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