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男の子の恋愛事情 03歩
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侑李さんと別れてから出勤した。
今日はいおくんと一緒だ。
「ゆーちゃん、お疲れ!」
「お疲れ様」
「今日も楢崎さんと一緒に来てたね」
「そうだよー」
いおくんと色葉くんには付き合い始めた次の日に伝えた。
色葉くんは侑李さんの存在を知っていたけど、いおくんは知らなかったからとりあえず彼氏ができたということだけ伝えて、後で侑李さんを紹介した。
侑李さんには、色葉くんが男の恋人がいること、いおくんもそれを知って応援していて、二人とも偏見がないといういい人ということを伝えている。
それを伝えた時、侑李さんは「よかったな」と嬉しそうに頭を撫でてくれた。
侑李さんは、僕のことでも嬉しそうにするから、不思議だ。
恋人とはいえ、他人なのにね。
これを言ってしまえば、また侑李さんが悲しい顔をするだろうから言わないけど、本当に不思議。
「惚気とかいつでも待ってるから!」
「ふふ。分かった」
伊織くんは同人誌を作っているらしく、僕や色葉くんの恋愛事情を聞いてネタにしているらしい。
「よーし、働くぞー!」
「おー」
今日の納品はいつもより少なかったから、すぐに終わった。
だから精算、掃除、洗い物とか一人でやっても、二時間も余った。
その間いおくんは発注をやっていて、その発注も僕と同じくらいに終わった。
「今日は楽だー!幸せ!」
「だね〜」
事務所で表のカメラをみながら寛いでいると、入店のチャイムが鳴ってお客さんが入ってきた。
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