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男の子の恋愛事情 04歩
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入店してきたお客さんは売り場には目もくれず、事務所に入ってきた。
「よっ」
色葉くんだった。
「色葉どうしたの?」
「眠れないから来たんだ〜」
いおくんの問いかけにそう答える色葉くんは言葉とは逆で眠そう。
「そうなんだ!俺たちも仕事終わって暇だったし、恋バナしようぜ!」
「いいなー!ゆーくんの話も聞きたいし!」
「えっ、僕の?」
「「うん」」
そんなに話すことはないんだけど…。
それからみんなで飲み物を買って、恋バナ大会が始まった。
いおくんは「俺、進行役するねー!」とマイク型のお菓子も買っていた。
すごくノリノリだ。
「よーし、基本の質問からいきたいと思います!まずは恋人の名前と好きな所を具体的に一つだけ答えてください!最初は色葉!」
そう言ってマイクを渡された色葉くんは、「これ本当に使うの?」と言いながら受け取った。
「恋人の名前は、皆月 光さん。えっと…具体的にか。好きな所は、俺に抱き締められるとすぐに眠る所かな」
色葉くんは優しい顔をして答えた。
本当に好きなんだなあ。
「いつ抱き締めるの?どうやって?」
いおくんは、意地悪な顔をしてそんな質問をした。
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