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プレゼントの用意 02歩 side 侑李
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あれから数日経って、仕事帰りに会社の近くのデパートの中の雑貨屋に来ていた。
そう。柚月へのプレゼントを買うためだ。
この時間は若い女性やカップルが多く、少し場違いな感じもするが、柚月のために覚悟を決めて入店した。
あいつによくココアを作っているから、マグカップを渡すことにした。
マグカップでも色々あって、持つところがハートの形だったり、シンプルに無地のものだったり、星座がプリントされているものだったり。
柚月って兎っぽいから、兎がプリントされているものにするか。
色はそうだな…。
柚月の髪色が黒にすごく近いネイビーだから、青系のイメージが強い。
でも暗めの色と兎はな…。
明るい水色にするか。
決まったところで、兎がプリントされている水色のマグカップをレジに持って行き、ラッピングしてもらった。
次に寄ったのは、スポーツの専門店。
それは柚月用にウォーキングシューズを買うためだ。
柚月の足のサイズは、この前こっそり靴を見て調べておいた。
25.5cmとまあ普通のサイズ。
ウォーキングと言っても近場を散歩程度ではあるが、柚月はいつも普通の靴しか履いてこないからこれを機に買ってあげることにした。
散歩はリラックス効果があるから、柚月もリラックス出来ればいいと思っている。
入水しようとした日、散歩をしたのはそのためだった。
もちろん、本人は俺の意図に気付かないで頭にはてなマークをつけていたが。
ちなみに入水していたところを助けられたのは、俺の散歩の習慣からだった。
この習慣があってよかったと、その時初めて思った。
俺はメンズの25.5cmのシューズの売り場へ行き、真っ先に黒のシューズを取ってレジへ向かった。
黒のシューズだと、どんな服でも合うかと思って、予めそのシューズにすることを決めていた。
そして俺は会計を済ませ電車に乗って帰宅した。
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