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僕の誕生日 06歩
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お風呂から上がって、侑李さんにドライヤーで髪を乾かされている間に、いおくんと色葉くんにグループのメッセージを送った。
『侑李さんから今聞いたんだけど、いおくんも色葉くんも今日と明日のシフト変わってくれてありがとう!色葉くんが女装するときは僕も一緒にするから、そのときは言ってね(´ω`*)』
「お、もう既読ついた」
今、休憩中なのかな?
『マジで?!嬉しい!!日にち決まったら連絡するよ!』
『ゆーくん無理しなくていいんだよ?』
『無理してないよー!ただ、女装したとき、その格好のまま一日過ごしたいんだけどいいかな?』
『オッケー!色葉もそのままデートするみたいだし!』
『ありがとー!じゃあ、バイト頑張ってね( ´ ▽ ` )ノ』
『さんきゅー!by伊織 色葉』
スマホを置いてボーッとドライヤーが終わるのを待つ。
侑李さんの手つきは優しくて心が温かくなる。
「女装する日決まったら連絡するって」
「そっか。化粧は薄化粧でいいからな。お前はただでさえ可愛いんだから」
真剣な声で言う侑李さんは、やっぱり変な人だ。
「僕、服着たらいいと思ってたんだけど違うのかな?」
「んー…どうなんだろうな?また今度聞くといい。ほらドライヤー終わったぞ」
「ありがとう」
侑李さんは世話好きだなあ。
ドライヤーを片付けに行く侑李さんを見ながらそんなことを思っていた。
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