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僕の誕生日 13歩
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一緒に風呂に入ったあと、二人でご飯を作って食べて、そのあとにケーキを食べた。
そして、今は侑李さんと一緒にマグカップを使ってココアを飲んでいる。
「侑李さんのココア好き」
「俺は?」
「…好き」
「俺も柚月が好きだよ」
幸せだね、なんて言いながら侑李さんにくっつく。
僕が「好き」と伝えてから雰囲気が更に甘くなった。
そして侑李さんがデレデレしてきてる気がする…。
それだけ嬉しかったんだね。
「ごめんね侑李さん。好きになるの遅くて」
「いいんだよ。今すぐ好きになれって言われて、好きになられても信用できないだろ」
「確かに!あのね、侑李さんがいつも僕に合わせてくれて、優しかったから好きになったの。でも、これからは僕も侑李さんに合わせられるように頑張るね」
まあどうすればいいか分からないんだけど、と苦笑いすると、侑李さんはすっごく嬉しそうに笑った。
「やばい。お前にそんなこと言われると嬉しすぎる。柚月の誕生日なのに俺がプレゼント貰ってる気分」
「侑李さんに感謝する日でもあると思うの。あの時、侑李さんに助けられなかったら誕生日なんて迎えられなかったから。侑李さんありがとう」
侑李さんの目をしっかりと見て言うと、優しい顔で「どういたしまして」と頭を撫でられた。
本当にそう。
侑李さんと両思いになったところで完全に死にたがりが治るわけではないけど、生きたいと思えるように前よりなると思う。
このあとはそのままベッドでエッチをして、誕生日を終えた。
エッチの時はずっとお互いに「好き」と言い合っていて幸せだった。
色葉くんといおくんからの贈り物は誕生日プレゼントで、お酒とつまみ、コンドーム、バースデーカードが入ってた。
侑李さんとコンドームを見て「このノリ好き」って言って笑ってた。
初めての恋人との誕生日は色々あっても幸せなものだった。
次は侑李さんの誕生日。ちゃんとお祝いしないとね。
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