アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
【番外編】ゆづくんといっしょ 04歩
-
子供の侑李さん…ミニ侑李さんはいつもと違う高い声で「ほ、ほんとになっちゃった」と両手の平で口を塞いだ。
「侑李さん…」
「ぼく!…あれ?…おれ、ちいさくなっちゃった。ゆづく、ん…ゆづき…」
可愛い口調は子供の頃の口調なんだろうか。
なんかそれと大人の口調が混ざっているみたいで、ミニ侑李さんは混乱して涙目になっていた。
僕は膝立ちになり、いつも侑李さんがしてくれるみたいに優しく頭を撫でてあげた。
「侑李さん、落ち着いて?」
「う、ん…ゆづくん」
ミニ侑李さんは泣きながら抱きついてきて、僕も抱き締めた。
どうして僕のを奪って飲んだのか聞きたかったけどミニ侑李さんでは可哀想で聞けないから、元に戻ってからにしよう。
ミニ侑李さんが落ち着くまでずっと抱きあっていた。
ミニ侑李さんは泣き疲れて僕に抱き締められながら眠ってしまったから、ゆっくりベッドに寝かせて布団を掛けた。
「スーッ…スーッ…」
いつも寝顔は格好いいけど、今は可愛い。
頭をひと撫でして寝室を出て、色葉くんに電話を掛けた。
「はい。ゆーくんどうしたの?」
『侑李さんが本当に小さくなっちゃった』
僕の言葉に色葉くんは『えぇぇ?!本当に?!』と電話口で叫んだ。
『そ、それで今はどうしてるの?』
「今は寝てる。それでお願いがあるんだけど、130cmくらいの子が着られそうな下着と服をお願いできないかな?ミニ侑李さん一人に出来なくて…」
『あぁそうだよね!いいよ!今9時だから…うん11時には届けるようにするよ』
本当に助かる…。
「ありがとう助かります!後で住所おくるね!」
『はーい!じゃあ、またなんかあったら連絡してね!』
「ありがとう!」
そして通話を終え、色葉くんに侑李さんの住所を送った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
124 / 172