アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
【番外編】ゆづくんといっしょ 05歩
-
洗濯も食器の洗い物も済ませてあるせいで何もすることがなくなった僕はミニ侑李さんの眠る寝室に向かった。
「スーッ…スーッ…」
ベッドに腰掛けて、気持ちよさそうに眠るミニ侑李さんのお腹をポンポンと軽く叩く。
するとミニ侑李さんは「ふふ」と嬉しそうに笑う。
それを見て、僕は何だかほっこりした。
11時前に色葉くんと皆月さんが来て、チャイムの音でミニ侑李さんは起きてしまった。
「ありがとうございます。助かります」
二人を部屋に案内してお礼を言うと、Tシャツ一枚のワンピースを着てる状態のミニ侑李さんも「たすかります!」とすっごく可愛い笑顔でお礼を言った。
「う、うわぁ…本当に楢崎さん小さくなってる…」
ミニ侑李さんに本気で驚いている色葉くんに「本当だね」と皆月さんはニッコリと笑って言いながら、ミニ侑李さんの前でしゃがみこんだ。
「…楢崎さん初めまして。皆月光と申します」
「はじめまして!ならさきゆうりです!6さい…えっと…」
戸惑って再び泣きそうになりながら振り向くミニ侑李さんを抱っこして背中をポンポンと軽く叩いてあげる。
するとミニ侑李さんは「ゆづくん…」としがみついてきた。
「何か子供の頃と混ざってるみたいで混乱しているんですよね」
「そうなの?うーん…着替えさせたら、一緒に三人で遊ぶ?俺たち時間あるし」
「そうだね。遊ぼう」
色葉くんと皆月さんの提案に泣きかけていたミニ侑李さんが明るい声で「あそぶ!」と元気に答えた。
二人が買ってきた服は黄色のTシャツと黒のズボンと下着だった。
「小さい子の服選ぶことってないから、貴重だった」
そう言う色葉くんに、皆月さんは少し暗い顔をしていた。
僕たち同性カップルには子供が出来ないからそれで暗くなっているのかな。
そんな皆月さんの頭を色葉くんは撫でていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
125 / 172