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【番外編】ゆづくんといっしょ 12歩
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今度はお腹に重りが乗ったような感覚で目が覚める。
う"…っお腹苦しい…っ!
そう思って目を開けると、そこにはお化け!ではなくミニ侑李さんがお腹に乗って僕を見つめていた。
「あ!ゆづくんおきた!」
「ゆ、ゆうりさん…苦しいから降りて…」
ミニ侑李さんは僕の言葉に「えーやだ」と拒否する。
どうして…?!
僕が起きるの遅かったから?
そう思って時計を見ると、まだ朝の6時。
いやいや早過ぎる。
僕、ミニ侑李さんのせいで寝るの遅かったからあんまり寝てないから寝かせて…。
「どうして降りてくれないのー」
「ゆづくんの、おなかのうえ、きもちいから!」
それを言うミニ侑李さんのドヤ顔は清々しかった。
き、きもちい?気持ちいい…?
そんなプニプニしてないはずだけど、確かに侑李さんと出会ってご飯をまともに食べられるようになってから太った。
「痩せようかな…」
太ったからって侑李さんに抱いてもらえなくなるのは困るもん…。
侑李さんの大きくて気持ちいいし。
「だめ!そのままの、ゆづくんがすき!」
だめだめえ、とミニ侑李さんは手を大きくバツにした。
可愛い…って違う!
「侑李さんが降りてくれないなら痩せるもん」
そう言って口を尖らせると、ミニ侑李さんは慌ててお腹から降りた。
「ぼくちゃんとおりた!だからそのままがいいの!」
「ふふ。偉い。このままでいるね」
ゆづくんのお腹のプニプニは守られた、と嬉しそうに僕のお腹を撫でているミニ侑李さんに複雑な気持ちになった。
侑李さんはどう思ってるんだろう…。
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