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【番外編】ゆづくんといっしょ 14歩
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ミニ侑李さんを抱っこして朝のアニメを見ていると、「ゆづくん」と振り向かれる。
「どうしたの?」
「ぼく、ココアのみたい」
「ココア?」
「うん。ココア飲みたい」
ココアか…。
いつも侑李さんが作ってくれるココアだよね。
なんか侑李さんがいつも作るのはカフェで出るような味で僕が作るのと味が違うんだけど、それでもいいのかな…。
でもミニ侑李さんが飲みたがってるしなあ。
「じゃあ作るね」
こうして始まった、僕とミニ侑李のココア奮闘。
とりあえず戸棚からココアの粉を取り出す。
「ねえ…どうして純ココアなの…」
普通の砂糖入りのココアの粉かと思えば、砂糖の入っていないお菓子などにも使うココアパウダー。
これ自分で砂糖の量を調節しないといけないやつじゃん…。
「んー…ぼくもわからない」
項垂れる僕と、頭を傾げるミニ侑李さん。
…いつもは侑李さんが作ってくれるから僕は作り方なんて知らなくてよかったのに、それが裏目に出るとは…。
「…とりあえず適当に砂糖と牛乳入れてみようか」
「うん!」
た、ぶんそれでいいよね…?
適当に砂糖とココアパウダーを入れてお湯を入れてみた。
「んー…甘すぎるね…」
「すごくあまいね…」
失敗。
次はさっきより砂糖を減らしてみた。
「なんか…ふつう…」
「ぼくは、おいしいとおもうよ?」
「侑李さんが作るのはもっと美味しいの」
ミニ侑李さんが飲み終わったのを貰い、次を作り始めた。
あまり飲むと次が入らなくなるから、コップ一杯分を二人で分けることにした。
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