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僕の友達と宝物 03歩
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バイトが終わって、家に帰り着いてから侑李さんにメッセージを送った。
『おはよう(^-^)
侑李さんは今夜飲み会とか用事ありますか?』
いつ返信くるか分からないから、取り敢えずシャワー浴びよう。
バイトのあとはすごく眠いけど、シャワーを浴びないと気持ち悪くて寝れない。
シャワーを浴びながら鏡に映る自分の身体を見る。
白くて毛薄くて筋肉もない女みたいな身体。
今では傷もない、綺麗な身体。
あの頃は若くて治癒能力が今よりも高かったお陰だ。
まあ、傷より痣が多かったのもあるんだろうけど。
もし僕が傷だらけの身体でも、侑李さんは気にしなさそう。
僕のことが好きな、変な人だし。
髪を乾かしてベッドでボーッとしていると、スマホが鳴った。
確認すると侑李さんからのメッセージの返信ではなく着信だった。
まさか電話がくるとは思っていなくて驚く。
「侑李さんおはよう」
『おはよう柚月。今、大丈夫か?』
「大丈夫だよ」
『今夜は飲み会があるけど、家に来るか?』
「うん行く。でも僕のことは気にしないで楽しんできてね」
『ん。何時に帰られるかわからないから、眠いなら寝てていいからな』
「は〜い。侑李さん、今から仕事でしょ?頑張ってね」
『さんきゅ!柚月のおかげで頑張れるわ。柚月も頑張れよ』
「ありがとう。じゃあ、いってらっしゃい」
『行ってきます』
侑李さんの声、明るかったなあ。
朝から話すと、侑李さんは嬉しいのかな。
覚えておこうっと。
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『花火の日にもう一度』という小説を公開しました。
侑李の元バイト先のノンケ大学生のお話です。
心が女の子の大学生との話です。
よろしければ読んでください(´ω`*)
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