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僕の友達と宝物 08歩 *
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シャワーを終えた侑李さんはさっきまで飲み会だったというのにビールとマグカップを寝室に来た。
「柚月も飲む?」
「ココアがいい」
「そう言うと思って作ってきた」
「ふふ。ありがとう」
どうぞ、と渡されたマグカップを受け取り、一口飲むとココアの優しく甘い味がした。
マグカップは侑李さんから誕生日に貰ったお揃いのもの。あれから大切に使っている。
「それで嬉しいことって何があったんだ?」
「あのね、初めて友達から誕生日プレゼントを貰ったの!ブックカバーと栞!友達からのプレゼントってこんなに嬉しいものなんだね!」
じゃーん!と貰ったものを侑李さんに見せると、「よかったな」と嬉しそうに僕の頭を撫でた。
それから、友達・バイト仲間・侑李さんのそれぞれと過ごす時間をどれも大切にしたいと思うようになったことと、響のお母さんに言われたことを侑李さんに説明した。
嬉しくて時系列が滅茶苦茶になって上手く話せなかったけど、侑李さんは「うん」「そうか」と優しく相槌を打ってくれたから話しやすかった。
「今度…響に侑李さんと付き合っていることを伝えた後だけど、響のお母さんに連絡して一緒に会いに行かない?響のお母さんに紹介したいの。本当のお母さんみたいに温かい人だから」
「折角だし行くか」
「ありがとう!」
侑李さんは響に伝えることについては何も言わなかった。それは侑李さんも響なら大丈夫と思ったからなんだと思う。
「今日はゆっくり柚月を味わいたい気分」
「…侑李さんって時々本当に発言がおじさんだよね…」
「俺はまだ若いって言ってるだろ?おじさんと言うのは俺が40代になってからにしてくれ」
「もうすぐだね」
「まだ14年ある」
二人で笑い、お互い飲みかけの物をサイドテーブルに置くと、どちらからともなく唇を合わせた。
そしてゆっくり押し倒される。
「準備してる?」
「勿論」
「そうか」
そう言って服を捲られ、乳首を手と舌で攻められる。
「は、あっ、…ン」
与えられる快感を侑李さんの服を握り締めながら受け止めた。
そしていつの間にかお尻を解されていて、侑李さんのおっさん発言を実現するかのように、ゆっくり食べられた。
来週。響を飲みに誘って、そのときに侑李さんとのこと伝えよう。
そう決心したのに、それが無駄になるとは思いもしなかった。
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