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王子と伯爵(セシカミュ)
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カミュの顔にかかる髪をはらう。
このクチビルにキスをしたい…
「…もう一度、
キス、
してもいいですか?」
耳まで赤くなるカミュ。
「そんなこと…
聞くな、愚か者がっ…」
「っ!!
カミュ……可愛い…」
啄むように何回もキスを落として、貪るような深いキスをした。
「アナタが好きです。」
「…っ、俺も……
嫌いでは、ない……」
それはカミュからの最高の告白。
フツウの人には分からないかもしれません。
けれど、ワタシは分かる。
カミュが、
好きだから。
ワタシは立ち上がり、カミュに手を差し出した。
カミュが立つと、ワタシよりも少し高い位置に彼の顔が来る。
「…ワタシとお付き合いしてくれませんか?」
カミュが少し横を向く。
長い髪がパサっと顔にかかった。
「……下僕になら、
してやらんこともないぞ。」
「…げ、下僕?」
「あぁ。」
「カミュ!
アナタはやはり、最低!
人でなしですっ!」
「なんだと!?
俺の下僕など、
光栄なことではないかっ!」
「ワタシは一国の王子です!
そのワタシがなぜ
アナタなんかの下僕をっ!?」
カミュは、やっぱり
可愛くなんかないですっ…
ー陰で見守る皆さんー
翔「あー…また始まった」
那「いい雰囲気だったのにねぇ。
勿体無いです。」
ト「いいんじゃないですか?
あれがあの2人の
恋愛の形なのでしょう。」
レ「いま流行りのケンカップル
ってやつかな?」
音「レンとマサもそれに近いけどね」
レ「それはないよ、イッキ。
俺がいつも引いてやってるから
ケンカにはならないよ?」
真「んなっ!?
どの口がそれをっ!」
レ「事実じゃないか。」
真「何を言っている!
先日だって…!」
こちらでも、言い合いが始まっていた。
Fin
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