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檻の中の白雪姫(トキ真)※
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彼の手つきは、優しかった。
本当に本当に、優しかった。
今までのような獣の交尾とは違い、人間同士の性交であった。
「挿れますよ…?」
彼の顔が見える。
彼はやはり泣いていた。
「あぁ。」
俺は、蚊の鳴く声で伝えた。
ゆっくり、
ゆっくり。
彼が挿ってくる。
熱が、伝わる。
「ふっ…く、ぅ」
彼の嗚咽が聞こえた。
「好きっ、好きなんです…っ
欲しかった…貴方が……
ねぇっ!
貴方は、私のモノでしょう!?
貴方は、…貴方は、
私の………………」
彼の涙が俺に落ちる。
彼の涙は、俺のナカにあるものとは違い、とても冷たかった。
「んぐっ…ゃめっ………」
彼が俺の首を締めた。
ごめんなさい、何度も頭上から聞こえてくる。
「
」
俺は、彼にそう返した。
そこで、
意識が途切れた。
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