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可愛い訳じゃないけれど(那トキ)リク
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久々のST☆RISH全員での収録。
最近は個々入る仕事が忙しくなっていて、なかなか全員揃うことはなかった。
「トっキヤー!
んもぉ、ちょー久しぶりだねっ!
元気だった?」
「音也、貴方とは先週も会いましたよ。」
「そうだけど‼︎
でも、昔は毎日会ってた訳だし…
あ‼︎マサとのドラマ見たよー!」
「あぁ。ありがとうございます。」
2日前からオンエアーされている、聖川さんとのドラマ。
聖川さんとの現場はとても居心地が良く、撮影が始まったばかりですが、続編を望みたいほど楽しい仕事です。
「イッチーじゃないか。」
「あ、レン。例の物、持ってきましたよ。」
「っ!本当かい!?」
「どうぞ。」
「ありがとう。…うん、どれもいい。
一枚千円で買うよ。」
「お金なんていいですよ。
差し上げます。」
「え?なになに?
俺にも見ーせてっ。」
「ダメだよ、イッキ。」
「えーっ、気になるぅ…」
「とりあえず、イッチー、ありがと!
愛してるぜっ。」
その直後、ガタッと大きな音をたて倒れる椅子。
「神宮寺………、今の発言は何だ?」
般若と化した聖川の顔。
綺麗なお顔なのに、残念ですね。
「一ノ瀬にまで愛を囁くとは
良い度胸だ。
それで、一ノ瀬から何を貰ったのだ?」
「聖川、落ち着けって…」
「落ち着いてなどおられるかっ!
ほら、早く出せ。」
「ちょっ、それだけはっ…」
レンに襲いかかる聖川さん。
心配なさらなくとも、レンの頭の中には聖川さんしか居ませんよ。
バサっ…
レンの手から離れ、宙を舞う物。
それは…
「真斗の、写真?」
翔が一枚手に取り呟きます。
そう。例の物とは、聖川さんの写真。
今の現場でのオフショットです。
真っ赤になる聖川さんとレン。
バカップルというやつですね。
「ファンタスティック!
マサトしかありませんっ!
寝顔まで!」
「セッシー、やめるんだ!」
騒がしい楽屋の中。
私の視線は、彼を捉えます。
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