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可愛い訳じゃないけれど(那トキ)
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パッと交わる視線。
彼は優しく微笑み、近づいて来ます。
「トキヤくん。
僕には無いんですか?
トキヤくんのオフショット。」
「っ…ありませんっ。
それにっ、自分で撮っては
オフショットになりません。」
「自撮りってやつになっちゃいますねー。
まぁ、それもそれで
僕は欲しいけどなぁ。」
「…っ」
四ノ宮さん。
四ノ宮さんといると、どうも調子が崩れてしまいます。
「あ、今夜は一緒に帰れそうですか?」
「はい。」
「やったぁ。
この収録が終わったら、
ご飯食べて帰りましょう。」
私と四ノ宮さんは恋仲だったりする。
同棲もしている。
関係が始まったのは、一緒にやったドラマ。
テーマソングも2人で歌い、あまり関わりのなかった四ノ宮さんとのふれあいは私にたくさんの物をくれた。
付き合ってみると、四ノ宮さんはとてもドライで、予想外だった。
「あ、翔ちゃーんっ!
僕たち、出番だってぇ!
楽しみだねっ。」
そう言って翔に抱きつく姿に嫉妬をしない訳ではありませんが…
私は翔のように小柄でもないですし、
可愛らしい顔付きでないことも理解しています。
なので、これは、仕方のないこと…
なんて。
素直になれない私の言い訳です。
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