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真面目な君へ送る歌(音トキ)
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走って部屋に戻り、ドアに手をかけようとしたその時…
「あっ……寿さっ、つよ……」
…トキ、ヤ?
「ンあぁ!!…だめ、そんな……」
バンッ
思いっきりドアを開ける。
「トキヤっ…」
「あれ?
おとやん、今日お泊まりじゃないの?」
「れ、嶺ちゃん…」
嶺ちゃんがトキヤにあんな声出させてたの?
「音也、騒がしいですよ。
ドアくらい静かにあけ「浮気っ」
…う、浮気?」
「嶺ちゃんと浮気してたんでしょ?
…俺はダメで嶺ちゃんはいいんだ。」
「おとやん?
それは勘違い…」
「寿さんは黙っててください。
むしろ、出てってください。
はぁ、あなたのせいで、
音也に誤解されてしまった。
私は断ったはずです。
…マッサージなんて。」
「ま、マッサージ??」
「がーんっ。
嶺ちゃんの扱い酷くなーい?
でもま、
ここは大人な僕ちんが
出てってあげちゃうよっ!
じゃ、ほどほどにね~ん。」
右手をヒラヒラと振りながら出ていった嶺ちゃん。
「音也。」
嶺ちゃんが完全にいなくなったとき、トキヤの優しい声が聞こえた。
「私だって、
あなたと同じなのですよ?」
「俺と同じ?」
「はい。
私だって、その…
あなたと、シたい…のです……」
真っ赤になってそんなこと言うトキヤはいつもの10倍可愛くて。
近づいて、抱きしめて、キスをした。
「ふぁ…ン…、おと……ぁ」
キスから、俺の愛が全部伝わればいいのに、なんて。
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