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お前のせいだ(レンマサ)
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行為が終わった後。
俺は疲れ果て、指の一つも動かせずにいた。
「でも、聖川も、
随分とイい体になったな?」
嫌味っぽく言うヤツ。
「誰のせいだと思っている。」
「俺のせい、だろ?」
「何、
締まりのない顔をしておるのだ。
見ていて不愉快だ。」
「それは酷いな。
さっきまで
あーんな可愛かったのに。」
「黙れ」
「あー怖い怖い。
…そんなとこまで
愛おしく思う俺は重病だな。」
「いと、しい……?」
今の台詞は……?
誰にでもあんなこと言っているのは分かっている。
なら、なぜ、嫌っているはずの俺にもそんな嘘を言いのけるのか。
「…っ、声に出てたのか?」
予想していない反応に、少し戸惑う。
「あぁ。」
「それは誤算だ…
もっと俺なしじゃ
生きていけない体にしてから
言おうと思ってたんだけどね…
真斗、好きだ。
愛してるぜ。
この上なく、な。」
俺は固まった。
「…お前のせいだっ!」
「え、何「うるさいっ」」
俺の心は、お前のせいで乱れていくのだ。
責任くらい取れ。
fin
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