アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
RISE AGAIN(嶺蘭)※?
-
そして、約束の時間。
レッスン室のドアを開けると、その中にはもう嶺二がいた。
「ランラン、時間ぴったり~」
「まぁな。
てか、腹減った。」
「そう言うと思って…
ジャジャ~ンっ!
寿弁当、唐揚げ多めっ!!」
「おっ!
お前にしては
準備がいいじゃねーか。」
「お前にしてはって…ぐすん。
でも、喜んでくれて良かった。」
優しく微笑んでくる嶺二。
たまに大人っぽくなるコイツは苦手だ。
俺は黙々と食べた。
「…うまかった。ありがとな。」
「いーえっ。
んじゃ、歌の練習、しよっか。
あ、ちょっと休む??」
「大丈夫だ。やる。」
「よしっ。
見て、歌詞カード作ったんだよ~。
はい、どーぞ。」
「あ、ありがと。」
本当今日の嶺二は準備が良くて驚く。
俺はメガネを取り出した。
「あれれ?
ランラン眼鏡なの?」
「あぁ。
なんか最近、視力落ちたみてぇで。
細けぇ字読むときはつけてる。」
「ふーん……」
「あ?どーかしたか?」
「い、いや?
な、何でもない、うん。」
「?」
嶺二の様子がおかしいが、軽くスルーしてみる。
「じゃ、
Bメロから曲とあわせてみよっか。」
「おう。」
曲が流れる。
「 渇ききったBrave mind 」
「 もう一度赤いほっン……!!」
突然、隣にいる嶺二が俺のケツを撫でた。
俺はびっくりして、嶺二に目をやる。
けれど、嶺二は真剣な顔で歌詞カードを見ていて…
ん?ケツ撫でられたって俺の勘違い?
そーだよな、野郎なんかのケツ触ったって面白くねーよな。
歌は続いていく。
「 強く 」
「 つょっア…ッッ…」
…勘違いなんかじゃねぇ。
次は揉まれた。
「嶺二、お前何やって…「それはこっちの台詞だよ、ランラン。」は?」
「本番までに合わせられるの
今日しかないんだよ?
僕だって
スケジュール埋まってるし、
ランランもそうでしょ?」
「ま、まぁ…」
「なのに…
真面目に歌わないなら、
止めよっか。」
「は?!
それはお前が…っ!」
「僕が、何?」
真面目な顔の嶺二。
だから、俺はこーゆー嶺二に弱ぇんだよ…
「け、ケツ…触った……」
「僕が?ランランの?」
俺は頷く。
「たまたま、じゃない?」
「んな訳っ!」
「じゃ、試してみる?」
「え?」
「本当に触るとどんな感じか…ね?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 104