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愛のカタチ(マサ+トキ×レン)
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「すいません…
知ったような口きいて…」
「いいんだ、レディ。
君のお陰で
大切なことに気づけたよ。
…俺なりの決着をつける。」
「ほ、本当ですかっ?
良かったぁ…」
「ちゃんと結果は報告するよ。
それじゃ、また。」
俺は仔羊ちゃんに背を向け、軽く右手を挙げた。
寮に戻ると、話し声が聞こえた。
ん?来客か…?
聖川が連れてきたんだから、イッキあたりかな。
いや、違う。
この声は…
イッチーだ。
俺は、今、決着をつけようと思った。
最高の場じゃないか。
「ただい、っ!」
だけど、それは叶わなかった。
突然、聖川に腕を掴まれベッドへ投げられる。
俺は予想もしていなかったことに驚き、そのままベッドへ寝転んだ。
「今日、七海と何を話していた。」
聖川の冷たい声。
イッチーの表情も険しかった。
「何って、恋愛のことさ。」
「最近、私たちが追い払っていたから
ついていなかった虫を
甘く見ていたようですね。
まぁ、七海さんを“虫”と
表現するのはどうかと思いますが。
作曲家としては、
才能をお持ちですし。」
「な、何がいいたい?」
「簡単に言うと、
いくら七海とであっても
お前が女性とにこやかに話すのが
気に入らんのだ。」
「その現場を
目撃してしまったものですから、
嫉妬心が渦巻いてしまいましてね。
聖川さんと手を組むのは
少し抵抗がありましたが、
利害が一致したのです。
しょうがありません。」
「同感だ。」
「えっと…
お前らは、仔羊ちゃんに嫉妬して、
その…
というか、利害ってなんだい?」
「「それは…お仕置きだ(です)。」」
「お、しおき?」
このストーカーコンビはまた意味の分からないことを言い始めた。
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