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禁断(龍翔)※?
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本番(間接表現)
学園時代設定
「せん、せぇ……」
「何だ。」
「すきぃ…、ンふ、好きっ…」
俺はどこまでお前を信じればいい?
お前の言う“好き”は、恋愛的なそれなのか?
それとも、憧れの延長?
教師と生徒。
一応そんな関係。
これは禁断の恋なのか?
少なくとも、俺はお前を愛している。
お前は?
お前は俺を愛しているか?
だが、大人としてこれは聞いてはいけない質問だと思う。
だって、それでお前が俺を受け入れれば、俺はお前を手放すことができなくなる。
「ねぇ、先生。
龍也先生。
最初から憧れじゃなかった
って言ったら怒り、ますか?」
俺は、お前とは割り切った関係でいたいんだ。
ごめん、ごめんな。
「怒るよなぁ、そりゃ。
龍也先生、
ぜんっぜん俺のこと好きじゃねーし。
てか、先生は先生ままって感じで。
セックスも作業みたいだったし。
うわっ…
自分で言ってて泣けてきた…
ごめんね、龍也先生。
重くて、格好付かなくて、
ほんと、ごめんね?」
「…お前は、格好いいよ。
だから、終わりにしよう。」
「…っん。わかった。」
お前は強がった。
泣きながら、笑ったんだ。
「翔ちゃーんっ」
「迎え、来たぞ。」
「っ本当だ…」
「うし、これからは、
ちゃんと教師と生徒だ。
そして、先輩と後輩だ。」
「うんっ。じゃね、先生。」
最後に見た、俺の愛しいお前は、満面の笑みだった。
俺は、この想いに鎖をかける。
禁断の関係をお前に背負わせる勇気がなかった、俺は。
fin
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