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ふたりでひとり(HAYAトキ)
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「よくできましたっだにゃ?」
「あぁ、
トキヤ病院つれてかなきゃ…」
音也は一人あたふたしていた。
「それで、本当に、
何故貴方はここへ来たのです?」
「病院から抜け出してきたにゃ☆」
「…は?」
「つまんないんだもんっ」
「はぁ…戻りますよ、ほら。」
「やーだっ!
離すにゃあ!」
「てか、HAYATOはどこが悪いの?」
「頭でしょう。」
「違うにゃっ!
検査入院だにゃ(≧▽≦)」
「な、なんの検査なの?」
「よく分かんないけど、
どこか悪いみたいだにゃ!」
「そ、かぁ…
それって病院に戻った方が
いいよ、ね?」
その後、ハヤトは音也に説得され、病院に戻った。
ハヤトがいなくなり、音也と二人で仕事に向かっている最中。
「ちゃんと、会えるうちに、
ちゃんと、話せるうちに、
伝えなきゃダメだよ?トキヤ。」
「何です?急に。」
「ハヤトのこと。
ハヤト、すっごい細かった。
病的に、ね。
だから、本当にヤバいのかなって。」
「……」
そう言われてみれば。
前に会ったときよりもさらに痩せた気がする。
「トキヤは
俺みたいにはなってほしくない。」
「…音也」
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