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王子と伯爵(セシカミュ)リク
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本番なし
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「ミューズっ!
聞いて下さいっ!
カミュは悪魔です!!」
「は、はぁ…
今度はどうしたんですか??」
「カミュはまたミューズを
ブジョクしたのですっ!
アグナでミューズは絶対。
なのに、
カミュは理解しようとしない。
ワタシ、こういう人、
ニホンで何と言うか知ってます。
人でなし、ですっ!」
「セシルさん…
それはあまり良い言葉じゃ…」
「カミュは悪い人。
だから悪い言葉でも
文句は言わせませんっ!」
「そう、ですか…
それに、カミュ先輩のそれは…
ヤキモチだと思いますよ?」
「焼き餅?
カミュが餅を?
それは、美味しいのですか?」
「えっ、とぉ…
ヤキモチというのは…」
2人の後ろには大きな陰。
「黙れ、この愚民どもが。」
「ひ、ひぇ…
すいません、カミュ先輩」
「余計な話をするなと
あれほど言ったであろう。
俺の言いつけを守らぬなど、
良い度胸だな。
氷漬けにしてやろうか。」
「カミュ!!
ミューズに何てことをっ!
許しませんっ!」
「ふっ…お前の許しなど
乞おと思っとらんわ。」
「この、悪魔!魔王!人でなし!」
「人でっ……
ほぉ、先にお前を
氷漬けにした方が良さそうだな。」
「ふ、2人ともやめてください!」
作曲家である七海春歌が2人の間に入る。
カミュは興ざめだと言わんばかりに肩を竦め、踵を返した。
セシルもぶつぶつ言いながらその場を去った。
「2人とも、好き同士なのになぁ…
私じゃキューピットにはなれそうにない…」
「ですねぇ~。」
「うわっ!
四ノ宮さんっ!
いつの間に……」
「みんなで
ミューちゃんとセシルくんの
キューピットさんに
なっちゃいましょうっ!」
那月は春歌の手を取り、スキップで談話室へと向かった。
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