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月と月
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家に着くと、すぐにLINEを開き、影宮くんにコメントを送った。
影宮くんのアイコンはミケと雪のツーショット。
ホーム画面もミケと雪………。
女子がこの事を知ったら
『不良なのに動物好き?!?!?!萌える!!!!』
とか、そんな感じなのだろう。
((ほんっと猫好きだよな……影宮くん…))
海翔【ただいま!今、家着いたよ!】
蓮【そっか、お疲れ様。】
海翔【今日の夜は星と三日月が綺麗だよ!】
蓮【窓から見える空、星と月すげぇぞ】
((あ……コメントかぶったww しかも同時送信!
俺達、今同じ事考えてたんだ))
そう思うと嬉しくなる。
『影宮くんも今、この月見てるんだぁ…』
海翔【明日、朝練あるからそろそろ寝るな。おやすみ】
蓮【おう、頑張れ。おやすみ】
影宮くんに《頑張れ》なんて言われたら俺、嬉しくて眠れなくなるじゃんか……ちくしょう、
俺は携帯をギュッと握りしめ、目をつぶった。
うとうとしてきてもう少しで寝られそうな時、携帯の着信音がなった。
『んん………今、寝られそうだったのに……誰だよ…!』
目を擦りながら携帯を開くと画面には【歩輝】と表示されている。
((歩輝……?))
俺は通話ボタンを押した。
『もしもし、海翔?
もしかして寝てた……?こんな時間にごめんな、聞きたいことあって』
『寝る寸前だったよ…。で、何?どしたの、』
『実はさ、影宮の事なんだけど…あれからどーなった?
最近部活で忙しいし教師でもお前、いつも影宮にくっついてどっか行くだろ?だからなかなか話せなくてずっと気になってんだよ』
『わざわざ心配して電話くれたのー?ありがとな!
影宮くんとはいい感じ!いい感じってゆーか今日やばかった!!色々!影宮くんと俺、友達になれたよー……、諦めないで毎日頑張って良かった…(泣』
『え、あいつと友達になれたの!?え、まじか!良かったな!何があったんだよ!』
『なーいしょ♪』
この話以降、歩輝の浮上率がグググンッ!と下がります…
申し訳ございません!('ω'乂)
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