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1日目
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晴夏side
「晴夏今日バイト何時から?」
「んー…?14時」
「今日の夕飯何がいい?」
…スーパーのチラシ見てんのか。
これから買出し行くのですかい。
「んー…ハンバーグとか」
「わかった。シチューね。」
いや、最初から聞くなよ。
名前白そうなのに好きな食べ物も白いのか。
「お前白だな」
「ん?うん、白だね…バイト何時から?」
「いやだから14時…お前もそろそろバイトしたら?」
のっそのっそ立ち上がる冬羽。
……細い。折れそう。
「買出し行こっか。バイトまで時間あるでしょ。プチデートしよ」
「行くか。デートしに」
こういう所好きだなぁ。
なんか、なんて言うか……
好きだなぁ。
「うん。外寒そうだからマフラーと、手袋と、コートと……」
「あ、手袋片方貸せ」
白い手袋を片方取る。
片方じゃ寒いのは分かってるわ。
「……手繋ぎたいなら言いなよ」
「うるさい。バイト遅れるから早く」
「うん」
今日はシチュー。
ハンバーグでもシチューでもどうでもいいけど
早くデートに行きたい。
好きだな。冬羽のこと。
外に出たらやっぱ寒かったからくっ付いて歩いてみた。
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